欲をかなえて、遅咲き?エステシャン

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55歳前後から欲がたくさんわいてきて、やりたいことを考えその中で一番やってみたかったのがエステシャンだった。
「やりたかった」っていう言葉は、現役エステシャンの方には失礼に当たるかもしれない。
へっぽこでまだぜんぜん咲いてないけど、年齢を重ねた分人生経験はあるエステシャンになった。

ただ、それ以前は欲がなかったかというと、そういうわけではなく欲は常にあった。
あれが欲しい。これも欲しい。ああしたい、こうしたいと欲まみれだった。
小さな欲望をかなえていった経験はあるが、自分を抑えていたところもある。
心のどこかに、不満があった。それは感謝できていない私がいたから。
よく夫に言われた「今あるものに感謝せよ」と、頭ではうんうんとうなずくが実際は「だって」がいつもあった。心の中で反発していた。
この歳になって私ってホント「感謝しらずの女」だったってことがつくづくわかった。

欲が完全に満たされることは永遠にないだろう。
何かに満足しても、満足することって一瞬。はかない。
はかないを経験しても、こりもせずにいどんでいくのが人間。
一瞬の満足でもルンルンになる。それが過ぎ去ってのちに思い出してすこし気持ちがあがる。
うれしい事や、喜びは経験値として残り積み立てられていくから枯渇しないのかも。

ある成功者の本を読んでみると、目標が達成し安定すると、自分が腐っていくように感じるらしい。それで、次の新たなやりたい事、スケールの大きなことを目標にしてまた再燃するらしい。

周りから見て私の行動は、そんな年齢から始めるなんて、無理でしょう、お客さんこないんじゃない?大変じゃない?続かないんじゃない?って思われてるかもしれない。無謀ともみられるかも?
でも、やりたかった。

実は私はあまり深刻にならずに、飛び込んでいった。
やってみないとわからないし、変な話できそうな気がしていた。
ありがたくも家族の反対はなかった。むしろ協力してくれた。
まあ周りのかたには事後報告というかたちになったが。
結果的にエステシャンになることで、今現在の大概な欲がかなえられそうなのだ。
実際始めてみて会社員時代より、技術的なこと、精神的なこと、経済的なことに直面し想像以上の学びを得られている。今まで眼中になかったコミュティに興味が行き視野が広がった。
年齢的に後追いになるが、見るもの聞くもの新鮮で海綿体のようにとまではいかないが、吸収して行っている。それが楽しく、うれしい。なかなかうまくいかずに苦しい時もあるが。

エステシャンになって、自分の体型や、髪型、肌、を以前より気にするようになった。
年齢を重ねてるからこそ小奇麗にしていないと、いけないと思うようになった。
美容室に行ったとき、美容師さんの髪がきれいでないとか、洗練されていない雰囲気だと残念に思うと同じことだ。
誕生日が来るたびに何かしら劣化を発見するようになった。顔の中のちりめんじわ。鼻穴の白髪、ハイヒールが長時間はけない。カラオケで以前のように声が出ない。人の名前がすぐに思い出せない。
もともとおしゃれ好きではあった。若いころは「ノンノ」や「with」「JJ」を読み漁り、40代は「ストーリー」が愛読書でファッションや髪形などを意識していた。
アラハンに入りその年齢向けのファッション誌の選択肢があまりなくなり購読しなくなった。
「ハルメク」という雑誌があるが購読したことがない。この先、先導してくれるファッション誌がないのは寂しい限りなのだ。その代わりSNSで同年代の方のファッションを参考にしている。

リラクゼーションサロンを始めてエステシャンとしてどのくらい続けられるかわからない。
年齢を止めることはできない。劣化や老化を止めることもできない。
それでも、自分を機嫌よくさせていたい。
それが自分も含めて周りの人たちをハッピーにすることになるから。
今を最善にする工夫はやり続けたいという気持ちが強くある。もう止まらないのである。
すぐには希望通りにはならないことはわかっている。時間はかかる。
あきらめの悪い執着心が強いアラハンなのである。

 

 

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