【サラリーマンの特権がなくなるのを覚悟せよ】
高校卒業後、18歳で正社員として就職して、第2子出産を機に16年勤めた会社を退職して
3年ほど専業主婦をしていた時は、サラリーマンの特権というのをしらなかった。
その後また、何度か転々と会社勤めをするわけだが。
専業主婦をしていた時、ローンで車を購入した時のこと。
ディラーさんがローンを組む時に「大丈夫ですか?」と言われて、「え?なんで」
「どうしてそんなこと言われるの?」と一瞬おどろきましたが私が専業主婦で
サラリーマンじゃないからでした。
そうか、毎月のサラリーがない事ってこういうことか。
どこかに勤めて毎月お給料をもらっているということは「社会的信用」を得ていたという事なんだ。
当たり前のことだけど、まさに大きなパンチを食らうくらいの衝撃を感じた。
同時に屈辱感も感じたことをよく覚えている。
会社を辞めると社会的身分?が変わる。
健康保険も夫の扶養にはいる。市県民税も自分で支払う。
厚生年金も夫の給料からひかれる。
退職後は自分で市役所やハローワーク(失業手当手続きや再就職)に足を運びます。
その手続きのために、元いた会社の総務の方へ離職票や源泉徴収票を依頼します。
在職中は、給料明細を見るたびに税金が多く差し引かれていると思ってはいたが、
自分の払った税金は何かの役に立っているだろうと思い、あまり気にも留めていなかった。
厚生年金は会社が半額もっていたし、制服も支給されて、交通費も会社からいくらか出ていたし。
有休もあった。失業保険もはいっていた。
いかに会社の恩恵を受けていたか、退職してきづきます。
多くの人は定年、人間関係、給与体系、人事異動、昇格、転職、病気などで
退職していくわけですが、会社からの恩恵も忘れてはならないと思う。
不平不満もあるかもしれないが、その会社を選んだのは自分だし
どんなやめかたをしても、感謝したほうが良い。
ご縁があって入社した会社。ご縁があって採用頂いた。会社側に選ばれて入社した。
そこで出会った方々とは、良きにつけ悪しきにつけ何かしら学びがあった。
仕事ができても出来なくても一定のお給料を頂き、税金も払い、
生活できた。
もし、うらみ心があるのなら見返してやろうと思う方がまだ良い。
人生最後までだれが勝ち組になるかわからない。だれが幸せになるかわからない。
小学校で優等生でも、中学からぐれたり、成績落ちたりはよくあるはなし。
いい大学出て、大手会社に勤めても挫折することもある。
大手会社に勤めて地位を得ても、定年したら地位はなくなる。
ただの人になるわけだ。
【時間の自由と、身の振り方の自由を得られる】
人生後半に入ると、ここからが明暗の分かれ目だと思う。
だからなるべく早めに定年後のストーリーを考え下準備しておく。
密かに進めるのも楽しい。
私は2年ほどズルズルタラタラして57歳の誕生日に決意して、今後の人生を考えた。
もっと早くから計画しておけばと思うこともあるが、決意した時がその時だと思う。
退職すると朝早く起きて8時半に出勤しなくてもよい。夕方5時半まで会社にいなくてもよい。
自由な時間がぐんと増えるわけだ。身の振り方も自由。
だが自由には責任が伴う。 自由には「未来の自分への」責任が伴う。
しばらくのんびりする。今までできなかったことをやってみる。
そのままフリータになるという選択肢もあります。
年齢を重ねると健康面がたいせつになります。経済的なこともかんがえなくてはなりません。
自由には「未来の自分への」責任が伴う。
ことを念頭に置いて行動したほうが良いと思う。
コメント