会社を退職したことによって、自分を振り返る気持ちの余裕ができた。
この先、どう生きるか。
まずは、自分を振り返ってみようという気持ちが湧いてきた。
思い出したくないこともいくつかあったが、どういう風に振り返ればよいかわからなかった。
毎日ユーチューブをみて、お気に入りの動画をみつけ、心に刺さるものがあったので、この方の講座をうけることにした。
30日間毎日動画が送られてきて、お題についてワークした。
その中の一つに、「いままでの人生の中で最悪だったできごと、悲劇を振り返る」ワークがあった。
やっぱり来たかという感じで全部はかきだせなかったが、結構挫折があったことを思い出した。
失敗もいっぱいあった。そのなかでも、いくつかのりこえたものがあった。学んだこともあった。
生きるための知恵となったのもあった。私の人生のうえで必要な出来事であった事柄ばかりであった。
その出来事が起きた時、私の心に油断とネガティブな感情があったことが起因していることに、子供のころから気づいていた。
小学校5年生くらいの時、旧正月で祖父の所へ行くので、早く帰るように言われていたのに反発心からわざと遅く帰宅し、祖父のうちに向かうタクシーに家族で乗っていた時に、そのタクシーが衝突事故を起こし、私たち家族が軽いけがをしたことがあった。その時11歳下の弟が赤ちゃんだったので、母がすごく弟のことを心配していたのを覚えている。私もしんぱいだった。
弟も家族も無事であった。わたしは鼻血を出し膝を打ち、しばらく傷になっていた。
わたしはそのとき、私が早く帰宅しておけば事故にあわなかったのではと、子供心に思った。
でも、両親はわたしをとがめなかった。
あの時とがめられていたら、子供の私はずっと罪悪感を持ったままでいただろう。
それは自分が親になって、自分の子供が何か問題を起こしたときに役に立ったと思う。
子供が小学校で問題をおこしたことがなんどかあった。
私と夫は子供を咎めずに、何か原因があってそういうことを起こしただろうと聞いた。
原因はあったが、自分の子供が悪い時は、話し合って納得して謝罪した。
私の子供の時の様々な出来事は、すべてその後の人生の糧になっていることに気づかされ、
両親や兄弟、叔父叔母、祖父祖母、先生、友達、かかわった方々にに感謝の気持ちがあふれてきた。
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