退職して半年ぐらいたったころ、自分の振り返りをしたくて、30日間の動画ワークを受けた。
30日間の動画ワークは、令和4年の2月8日に始めて令和4年の3月15日に終了した。
終了するまでやや1か月かかった。
途中辞めたくなる日もあったが、動画なので割と好きな時にワークすることが出来た。
リアルだと続かなかったかも。私には合っていたみたい。
小学校くらいから現在までの考え方や行動の傾向性を、客観的に標ぼうすることが出来た。
その中で、両親のワークがあった。このワークは私の人生観が変わり、成長へと導いてくれた。
とくに、両親に対する思いがかわった。両親の気質や性格、良いところも、いやだなと思うところも一つ一つ書いていると、うけいれられるようになった。両親も常に成長過程であったと思った。
何よりも父も母もお互いを選んで結婚し、私を産み育ててくれたこと。生涯離婚もせずに添い遂げた事。母は専業主婦だったので、家に帰ると母がいて私たち兄弟の心の安定が図れていた。父もサラリーマンとして定年まで勤めあげていた。豊かではなかったけど衣食住にはこまらなかった。
病弱な私を負ぶって病院に連れて行ってくれたこと。宿題の絵が描けないと泣いたとき時、父が描いてくれたこと。などなど、数えきれない愛情をふりそそいでくれていた。
私は子供のころから気が強くて、たくさん口答えや反抗もした。特に母とは言い争いが多かった。両親からすれば扱いにくい子供であったと思う。
高校卒業後なかなか就職先が決まらず、落ち込んでいると表立ってはげますことなどせず、私の知らないところで就職先を探してくれていた。
結婚するのも遅くて心配させた。母は知り合いのかたにお願いしていた。私としては結婚相手は自分で探すから余計なことしないでと思っていた。が母は、即行動するひとであった。
まあ、自分で結婚相手は探して、安心はしてもらえたが、子供を出産後も上の子がミルクを飲まず病弱で本気でおこられた。
全てにおいて感謝である。そして、両親のしたことを超えていない私に気づいた。
母が3年前に、父が2年前になくなった。二人とも90歳前後まで生きていた。
長生きな方である。最後は赤ちゃんのように自分で何もできなくなっていた。
今頃になって、両親がいかに愛情を注いでくれていたか、いかに自分の人生をささげてくれていたか気づく私なのである。
両親は午年(馬どし)生まれで、特に母は動物の中でも自分の干支の馬が気品があることも含めて好んでいたのを覚えている。
なので最近私は、自分へのおご褒美に馬蹄の形のネックレスを買った。
毎日身に付けて両親へ「ありがとう」と心の中で呟いている。
いつものように心配しながら見守ってくれているような気がするから。
苦しい時、つらい時、困ったとき、泣きたくなった時にこのネックレスを着け鏡に前で
「私がんばるから、あなた方の子供だから乗り越えられる。見守っていてね」と心の中で呟いている。
そんなことが出来るようになったのも、この30日間ワークのおかげ!
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